こちら、泊まったホテル。いい天気!
前日疲れ果てて部屋についたら即爆睡、で、
比較的気持ちよく起きて、朝ごはん。
大慶での初食事だったわけですが、
中国に行く前、中国に演奏旅行に行ったことのある、生徒さんのお母さんから、
生野菜と生水には気を付けて、と言われていたので、
演奏会終わるまではせめて気を付けないと、と思っていたのですが、
朝から全部火が通っているものしか出なかった。笑
下の方にある茶色い玉子は、お茶玉子と言って、
お茶といろいろなスパイスで玉子を長時間煮込んで作ったもので、東北地方の名物らしいです。
美味しくて毎食食べてました。
毎食違うおかずが出るのですが、この日は、
ロシア在住経験のあるの人にはわかる、カバチキの炒め物が出ました!
カバチキとは、いわゆる緑色の薄いズッキーニなのですが、
ズッキーニよりくせがなくて食べやすい。
日本に売ってないので本当にうれしい再会でした。笑
この日は一日調整日。練習日に当てさせてもらいました。
午前中はこちらのお部屋を借りて練習。
こちらには中国の琴のお部屋があったり、胡弓のお部屋があったり、
ピアノやドラムの部屋があったりと、興味深かったです。
民族音楽的な楽器と、西洋音楽的な楽器、同じくらい大事な楽器らしい。
で、お昼は、拉麺(ラーメン)!
中国では、来たときに拉麺、出るときに餃子を食べるのだそうです。(理由は不明)
手前が拉麺。奥が、茹で落花生とセロリとニンジンのサラダと、干豆腐のサラダ。
私の地元では、茹で落花生をよく食べるのですが、まさか中国でも食べるとはね。
茹で落花生のサラダ、美味しかったー。
そして、拉麺の拉の字には、引くという意味があり、
中国の拉麺は、引っ張って2つに折り、さらに引っ張って4本、8本、と、
麺の本数をどんどん増やしていくのだそうで、だから引く麺、で、拉麺。
食べている時に気付いたのですが、拉麺屋さんなのに、なんとなく、静か。
中国人は麺をすすれないんだそうで。あんなにくちゃくちゃ言わせて食べるのに!笑
飛行機の中とか、クチャラー撲滅運動を開始したい私としてはかなりいらいらしたのですが、笑
くちゃくちゃ言わせて食べることが悪いことではない中国では、私がおかしいわけで、
受け入れるしかありませんでした。笑
そしてこちらは、中国の、焼き肉。
串に肉が刺さっています。ロシアのシャシリクにちょっと似てるのかな?
これは味が濃かった。全体的に、食事は味が濃い目でした。寒い土地だしね。
で、午後は、次の日のリサイタル会場でのリハーサル。
が。
会場に入ってみたら、このピアノ。
オレンジーー!!
透明部分は人工の水晶で出来てるらしく、黒鍵も同じく水晶。
その下がオレンジに塗ってあるので、黒鍵ならぬ橙鍵。。。
しかも新品とかで、調律しても不安定だし、蓋は分かれてるから音がそこから逃げてくし。
鍵盤が浅めに調整されているのか、ダブルアクションの感覚も少なく…。
しかもペダルが効かなかった。
ですが、このピアノ、大慶あたりで一番良いピアノを用意して下さったのだそうで、
調律師さんも協力して下さって、ペダルを調整して頂き、
鍵盤の高さをそろえて頂き、その他いろいろ諸々調整して頂いて、
少しずつ少しずつ、音が鳴るようになってきました。
ところで、この日8時間くらい練習したのですが、
これは仕方なくというか、全然間に合ってなかったのでそういうことになっただけなのですが、
この練習を見ていた大慶のピアノの先生が、
こんなに長い時間集中して練習して素晴らしいと感動されていたそうです。
…ほんとすみません。間に合ってたらこんな長い時間練習する必要はないんです。
だいたい前日に一生懸命になっても仕方ないのであって…
というわけで、疲れ果てて(これも良くない)、夕食。
練習を終えて、会場の廊下から見た夕日。
この日の夕食は、餅でした。笑
餅と言っても、クレープのように薄ーーく伸ばされた餅に、
お肉とか、野菜とか、卵とか、何でも載せて、巻いて食べる料理。
これが美味しくって、いまだにこの味が忘れられません。
拉麺にも乗っていましたが、ここでも香菜(パクチー)がたくさん出てきて、
パクチー好きの私はうはうはでした。笑
そしてこれが安い。だいたい一皿20元(320円)くらい。
しかも中国人は基本食べきれないくらい注文します。
それで残すのがマナー、というか、その料理の多さが歓迎の気持ちを表す、らしいです。
でも日本人的感覚から言ったら、もったいないとか思っちゃいました。
そんなこんなで2日目終了。
1日1日が、長い。笑