中国の東北地方、ハルビンの近郊、大慶という町からリサイタルとレッスンの依頼があり、
「なんかどこでも楽しくやりそう」という理由で私に話が回ってきたのです。
ついにミステリーハンターの夢が叶う時が来ました!!笑
1日目は移動日。成田から上海に飛び、その後乗り継いで上海からハルビンへ。
上海までは日本語が通じるからいいとして、その後の便が、なんとかとかいう町を経由するということで、
それがドキドキするなぁと思っていたら、早速成田から上海に行く便の離陸が3時間遅れる。
これがロシアだったら全然いいんですが(良くないけど)、中国初めてだし、言葉は全く分からないし。
それでも楽しむ。笑
上海の空港にはファミマがありました!
中にからあげくん的なものが売っていたのはここだけの話。笑
あと、文化人類学を勉強していた時の英文購読の教材が「世界のマクドナルド」という本で、
その国特有のメニューが面白いという文章を読んでから、
国外に行ったときはマクドナルドに寄るようにしているのですが笑、
なんと中国のマックには、どんぶりがありました。笑
さすがにどんぶりは食べる時間がなかったので、左上のポテトを注文。
…詐欺だろ!笑
ということで、飛行の続き。嫌な感じは、なんとかという町で的中。笑
日本から持って行ったポケットwifiに上海で電源を入れてみたら、
Facebookもgmailもgoogleもtwitterも何も見られない。
おかしいなぁと思いつつ、乗り継ぎ便に乗って、
なんとかという町で一度着陸して、そこで1時間くらいあったので、
またwifiに入れてみたら、Yahoo!は見られる。
これが噂の、統制というやつか!とここで気づく。
しかしそのなんとかという町では、空港にもかかわらず、中国語のアナウンスしかない。
外国人らしき人は私だけ。っぽい。
ここで初めてぞっとする。
ここで私が消えても誰も気づかないんじゃないかと。笑
しかも町の名前も場所もこの時点では分かっていない。笑笑
いろいろ連絡を取る手段はあったのですが、
なんというか、自分の普通が、普通じゃない国に来たんだなぁと初めて思ったのです。
そして、何が本当で何が本当じゃないかって、自分が信じて決めてるんだなぁとぼんやり思いました。
ちなみに中国には中国特有のFacebookやLINE的なものがあって、
中国で生きている分にはそれで充分らしいです。
国外に出たりする人や国外から入る人にとっては不満に思うこともあるのでしょうが、
そこに関しては世界につながる抜け道があるらしいです。
私は、今回はその抜け道をするには滞在期間が少なかったので、
必要な時だけ国際ローミングを使っていました。
ただ高いので、日に2回だけね。笑
しかしこのなんとかという町(帰国後調べたら、営口という町でした)で、
みんなの動きを見ながら次の飛行機に乗り、ハルビンに着いたら、
中国人の通訳さんが待っててくれました。
目的地の大慶という町まで、ハルビンから車で2時間半くらい。
途中で止まったPAとは名ばかりの場所で、トイレ休憩を取ったのですが、
このトイレが、なかなかイメージ通りの中国のトイレでしてね。
日本の和式みたいな、といえば言葉はいいのですが、
まぁ、穴あけてそれをプラスチックで補強したという感じ。
写真があればよかったのですが、旅行中きれいなトイレに出会えなかったので。苦笑
トイレ自体は20個くらいあったのですが、ドアが半分くらい壊れていて、5個くらいは外されている。
ほとんど鍵は壊れていて、鍵が付いていても汚くて、私が正気で使えるのが2つくらい笑。
しかも私が開いていると思って開けたら、鍵が壊れていて中でおねーさんが催し中。笑
ここで気づいたんですが、中国では日本の和式とは逆に座るんですね。
ドア側に背を向けず、ドア側に顔を向けてトイレするんですねー。
それだったらドア押さえておいてくれるとありがたかったんだけどなぁ。笑
あと見たことのない黒くて長い虫が這っていました。写真はさすがに無し。ぞぞぞ。
そんなこんなで大慶に到着。
大慶は戦後、1950年ごろ石油が出て、その周辺に作られた新しい町なんだそうで、
確かにきれいな町で、ハルビンの方がよっぽど雑多な感じがしました。
こちら、滞在したホテルの部屋。
私、ダブルベッドを使いこなせない女で笑、気が付くと隅に寄って行ってしまうので、
この場合、枕側に寄ってベッドを横に使ってました。笑
ということで、長ーい1日目やっと終了。日本を出てから12時間近くの長旅でした。
2日目に続く。