大学時代の友人たちに会いに、宮城に行って来ました。
1人は、編み物作家。
1人は、パティシエ。
2人とも、東北大の考古学専修を卒業したのに。笑
そして私は、ピアニスト。
東北大の文化人類学専修を卒業したのに。笑
人生何がどう転ぶか、分からないものですね。
まず編み物作家の友人宅へ。
彼女の赤ちゃんと、そして猫に会いに。
赤ちゃんには泣かれましたが、猫ちゃんには好かれた模様。笑

そしてその後、美味しい美味しいお寿司屋さんに連れて行ってもらい。

塩釜神社に行き、桜を愛でながら、厄払いとお仕事が上手く行くように、御祈祷して頂き。

さすがに東北だけあって、早咲きの桜しか咲いていなかったけれど。
お天気も良く、とてもすがすがしい気分でした。
そしてその後、売茶翁という、仙台の老舗のお茶菓子屋さんに移り、

和菓子と抹茶で徒然とおしゃべりを続行していたわけですが。

その中でパティシエの友人が言っていた言葉がとても印象深く。
「アマチュアのちょっと料理上手い人が、時々お菓子作ってインスタに写真あげていいねたくさんもらって、
ちょっとうらやましいけど、でもプロはそうはいかない。
その『いいね』の水準を常に保たなければいけない。
毎日毎日、同じクオリティのものを作って、それが普通。それがプロ。」
プロとアマの違いは、以前も書いた通り、私も悩むところなのですが、
これかもしれません。
アマチュアの「いい」水準を、常に保ち、それが当たり前でいるのが、プロ。
アマチュアは、上手くいけば褒められて、上手くいかなくても別にいい。
プロは、上手くいって当たり前。上手くいかなければけなされるのも覚悟しなければなりません。
まぁ、それでお金もらっているので、当然と言えば当然ですが。
自分で言っていることに、自分で身震いしますね。笑
彼女たちと話していると、分野は違えど、
やっていることに同じくらい真剣なら、ちゃんと話が通じるんだなと思います。
もちろん細かい話は出来ないんだけれども。でもそれでも、同じ言葉を使える。
逆に言えば、同じ分野で生きているはずなのに、真剣さの矢印の向く方向が違えば、
話が通じなかったりする。不思議なもので。
これからも、彼女たちと「同じ言葉が使える」自分でいたいと、
そんなことを思った宮城旅行でした。